繊細な機械式時計に必要なメンテナンス

ごく細かな部品で組み立てられている機械式時計は、長く愛用している内に正しい時刻を示さなくなるなど精度に問題が出る場合があります。年間を通し億の単位で動く部品もあるなど、ケース内部の部品が徐々に摩耗し、劣化するのは仕方ありません。また、部品を円滑稼働させるための潤滑油も経年すると汚れたりオイル切れを起こしたりします。潤滑油は部品の摩耗や錆を防ぐ役割もあるので、オイルの状態によっても精度に影響が出るのです。では、経年した全ての機械式時計は故障するのかと言えばその様なことはありません。機械式時計は故障させないためにメンテナンスを行うと寿命を長く保てます。機械式時計のメンテナンスはオーバーホールと呼ばれ、専門の職人によって行われます。

オーバーホールの基本を知ろう

機械式時計に必要なオーバーホールは、短くて3年、長くて5年程度の間隔で行います。定期的にオーバーホールすれば、時計内部で起きるトラブルを故障につなげる前に発見することが可能です。具体的には、ケース内部に水分や汚れなどを侵入させないためのパッキン交換や注油のほか、劣化や摩耗が見られる機械体部品のひとつひとつを交換する作業などが行われます。また、アイテム全体のクリーニングもされ、いかに新品のコンディションに近付けるかがオーバーホールのポイントとなるのです。オーバーホールは時計店、時計メーカーなどで受け付けています。メンテナンスにかかる期間は1か月かそれ以上が一般的です。

ブシュロンは1858年にフランスで創設されたジュエリーブランドです。指輪やネックレスだけでなく、時計や香水も販売されています。